治療例

Case2 歯周形成外科で歯周病を治療した症例

来院された時の主訴は、歯ぐきがやせてブラシをあてると痛むという事でした。"歯ブラシ圧が強い"ことが判明したため、まずは衛生士による指導とメインテナンスをおこない、歯ブラシ圧のコントロールをできるようになっていただきました。その後、他の原因の考察から予知性を考慮し、 結合組織移植が最良と判断し処置を行った症例です。

患者様は26歳の女性です。歯ぐきがやせてブラシをあてると痛むということで来院されました。歯ぐきがやせて(歯肉退縮)痛んだり、冷たい物がしみる(知覚過敏)原因には、"咬み合わせ""歯肉や歯槽骨の厚みがうすい""歯ブラシ圧が強い"などがあります。
この患者様の"咬み合わせ"は良くはないのですが、それが原因ではありません(歯にファセット[磨耗]がないからです)。十分にお話をお聞きすると、がんばって歯ブラシをされすぎておられました。つまり"歯ブラシ圧が強い"状況でありました。さっそく衛生士による指導とメインテナンスをおこない、うまく歯ブラシ圧のコントロールができるようなりました。また"歯肉や歯槽骨の厚みがうすい"状況でありますので、今後更なる歯肉退縮の進行が予知されますので結合組織をもちいた歯肉移植をおこなうことにしました。
手術終了時の状態です。手術時間は約1時間です。術中の痛みは全くありません。また術後の痛みも1〜2回程度鎮痛薬を飲んでいただいた程度です。
手術後4ヶ月の状態です。退縮していた歯ぐきも正常な状態にまで回復し、ブラシをあてても痛みはなくなりました。歯ぐきの厚みも一目瞭然で十分にあつくなっているのがご覧いただけます。これは今後の歯肉退縮の再発がおこりにくいことを示唆しています。
審美的にも非常に美しくなり、この結果に十分に満足され"こんな移植手術したのにほとんど痛みもない"ことにもびっくりされていました。そしてその後 反対側、上下と合計4ヶ所にわたり移植手術をおこないました。