治療例

Case1 歯周再生療法で歯周病を治療した症例

来院された時の主訴は、歯ぐきがやせてブラシをあてると痛むという事でした。通常は人工物を詰めたりしますが、原因の考察から予知性を考慮すると結合組織移植とエムドゲイン(歯周組織の再生に効果的な材料)の使用による再付着の獲得が最良と判断し処置を行った症例です。

患者様は38才の男性です。歯ぐきがやせてブラシをあてると痛んだり冷たい水がしみるということで来院されました。歯周ポケットは2~3mmで深くはないのですが歯肉の厚みや歯槽骨が薄く、そのために歯ぐきがやせてきたものであると診断しました。
この歯ぐきのやせた部分につめ物をはりつけただけでは原因の解決にはなりませんし、将来さらに歯ぐきがやせて歯を失うことになってしまうかもしれません。十分に説明し理解を得て、結合組織移植(歯ぐきの移植)とエムドゲインを使用することで組織の再付着をさせるという原因除去療法をおこなうこととしました。
手術中、結合組織を移植固定した状態です。この組織は歯ぐきとの間にサンドイッチされた状態となり血管の再ふん合がおこりよみがえります。
手術直後の状態です。手術時間は約1時間程度で、局所麻酔下にて日帰りでおこなえます。手術の痛みはなく、術後の痛みもコントロールできますので日常生活に差し支えはありません。
術後3ヶ月の状態です。ブラシをあてた時の痛みも全くなくなり、冷たい物にしみることもなくなり、快適にすごされています。
審美的にも非常に美しくなり、大満足され手術もほとんど痛みもなかったので、その後反対側(左側)も手術されることになりました。